04月11日『週報』より
教誨師の仕事柄、これは観ておかなければと映画「すばらしき世界」を映画館で鑑賞しました。主人公の三上は、人生の大半を刑務所で過ごしてきた男です。出所後、まっとうに生きようと下町の片隅で暮らし始めますが、なかなかうまくいかなくて悪戦苦闘します。映画は、三上と周りの人々との関わりを丹念に拾いながら、人間がまっとうに生きるとは、社会のルールとは何なのか、問いかけてきます。三上の抱える生きにくさは、刑務所から出て更生の道を歩む者に固有な問題ではないと感じます。些細なきっかけで、社会から排除されてしまう危うさは、誰もが感じているのではないでしょうか?それでもこの世界はすばらしいと言えるのでしょうか。<BR>
考えさせられる映画でした。

04月18日『週報』より
「町医者」「在宅医療」にこだわって、尼崎で2500 人を看取った長尾和宏医師をモデルにした、映画「痛くない死に方」を鑑賞しました。若い医師が失敗しながらも、在宅医として成長してゆく物語です。▲死に向かってゆく患者と向き合ってきた、長い経験から生まれてきた珠玉の名言は、心に響きました。病者訪問を行う際にも生きてくる言葉でした。先輩司祭が、「教区司祭というのは、町医者みたいなもんだ」と言っていた意味がわかりました。▲映画を観終わって、私も「在宅福音ケア」のできる町医者のような町神父になれたらと思いました。
 
04月25日『週報』より
援助マリア修道会のシスターからシトラスリボンをいただきました。愛媛から始まった運動です。コロナ禍で差別や偏見が生まれたことを耳にした有志が、始めました。感染が確認された方々、私たちの暮らしを守り、支えてくださる医療従事者の皆さまが、それぞれの暮らしの場で「ただいま」「おかえり」と言い合える街をつくろうというものです。リボンの三つの輪は、「地域」と「家庭」と「職場・学校」を表します。このプロジェクトに賛同した福山暁の星女子中学校の生徒たちが、作成しています。この活動を通じて、私たちがコロナ禍による差別・偏見に打ち勝つことができますように。

 

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